先日読んだ『沈黙のWebマーケティング』という1冊。
特にブロガーやアフィリエイターの間ではオススメの本として良く見かける有名な本です。
Webマーケティングの入門書なのですが、Webマーケッターだけではなく、Webディレクター、Webデザイナー、Webエンジニア、コーダーなど、Webサイト制作に関わる全ての人にオススメできるし、読む価値があると感じたのでご紹介します。
これからWebサイト制作に関わる仕事をしたいと思っている駆け出しさんも、一度読んでみると学びがあると思いますよ。
Webサイト制作にWebマーケティングの知識は大事
Webサイト制作において、Webマーケティングとても重要です。
Webサイトは何かしら人に見てもらい、してもらいたい目的があるから作るはずです。商品を宣伝して買って欲しい、会社のブランディング、イベントの集客など。
どういう施策で、どんな風に多くの人に見てもらうか。サイトを作る上でマーケティングが大事なのです。
Webサイト制作を仕事にしたい。将来はフリーランスで活躍したい。そう思って、現在WebデザインやHTML,CSSなどコーディングを勉強中ですという方も多くいらっしゃると思います。
もちろんデザインだけ、コーディングだけでもできれば仕事はありますが、エンドユーザーから直接仕事を請け負ったり、サイトの構成や文章なども考えたりする上流に行くとWebマーケティングの知識も必要になってきます。
上を目指すならデザインやコーディングの勉強をある程度進めたら、Webマーケティングの知識も合わせて勉強することをオススメします。
Webマーケティングの本質を学べる
今回ご紹介する『沈黙のWebマーケティング』は、Webマーケティングの入門書です。細かい技術や具体的な方法を教えてくれる本ではなく、Webマーケティングとは何かやSEOについて、人に見てもらえるサイトをつくるために必要な概念的な部分など、本質を教えてくれる本です。
なので、Webマーケティングをこれから学ぼうを思う方、WebマーケッターではないけどWebサイト制作に関わる方にとてもぴったりな本だと思います。
私はこれを読む前と読んだ後ではWebサイト制作に対する考え方とか、姿勢が少し変わりました。
ストーリー仕立てで読みやすい本
本は物語仕立てになっており、天才マーケッターがWebサイトで集客をしたいが困っている経営者を様々な施策で救っていく話です。ストーリーを読み進めて行くと、Webマーケティングの知識やWebサイト制作をする上で必要な考え方などが学べる一冊となっています。
500ページ近くある厚さのある本なのですが、会話形式で書かれているのでサクッと読めます。私は休日の午後を使って3時間くらいで読みきりました。
物語の中には主人公が使う現実離れした必殺技が出てきたりと、女性目線で見ると理解しがたい表現もややあるのですが(男性はこういうの好きなのでしょうかね?)、それ以上に学びのある本です。
重いので持ち運びはオススメできない
この本、とてもいい本なのですが、デメリットは厚みがあって重いこと。持ち運んで外で読むとか、電車の中などで読むにはちょっと向かない本です。
私は重くて本をずっと持ってられなかったので、家で膝の上においたクッションの上に本をおいて読んでいました。
私は本は紙派なので、紙の本を買って家の中で読みましたが、外や移動中に読みたいという方は、電子書籍で買ったほうがいいかもしれませんね。
Webデザインとは何かを考えさせられた
本の中では「Webデザインの本質は“〇〇”」と書かれています。
自分が作りたいデザインを作るだけでは、自己満足な“アート”で終わってしまう。まずは、お客様が知りたいと思う情報を発信することが大事なのだ。
沈黙のWebマーケティング 106ページ
私自身もWebデザインの本質については、改めて考えさせられました。
デザインというと、「おしゃれ」「かっこいい」「きれい」などについつい注目しがちなのですが、これにとらわれすぎて、アートと勘違いしてしまっているデザイナーさんも少なからずいると思います。
「Webデザインとは何か。」
Webデザイナーとして活躍している人もWebデザインを勉強している人も、一度読んでみると学びがあると思います。
Webライティングの本もオススメ
また、沈黙のWebマーケティングの続編として、『沈黙のWebライティング』という本もあります。
Webサイトに文章はとても大事です。ライティングも学びたいという方はマーケティングの本を読んだ後に読むといいかもしれません。
私は両方読みましたが、ライティングの方もとても学びがありましたよ。