私は過去に、異種業界からシステムエンジニア(SES)、そしてWeb業界へと2回転職をしました。
その時に使用した転職エージェントの比較をします。
これから異種業界からITエンジニアになろうと思っている方や、SIerやSESのシステムエンジニアからWebエンジニアへ転職をしようと思っている方の参考になれば幸いです。
転職エージェントは複数登録すること
転職エージェントには、「片面型」「両面型」と呼ばれる2種類があります。
片面型
求人している企業とやり取りする営業と、転職希望者とやりとりするキャリアコンサルタントで分業しているスタイル。大きい会社ではこのスタイルが多い。
分業しているため、コンサルタントの質は高い。逆に間にいろんな人が入るので選考結果連絡などスピードは遅い。
両面型
一人のコンサルタントが企業側も転職社側も担当するスタイル。比較的小さい会社はこのスタイルが多い。
一人で対応するので連絡や企業とのやり取りなど対応は早い。コンサルタントの質は片面型より劣る場合もある。
それぞれメリット・デメリットがありますし、人によってどちらが合っているとかは違います。なので「片面型」「両面型」の両方を登録することをおすすめします。
私も両方登録しました。
実際に利用した転職エージェント4社比較
私が転職する際に実際に登録した転職エージェントをご紹介します。
なお、年齢・スキル・希望条件等で紹介数や対応も変わると思うので、あくまでも私個人の感想です。
転職エージェントも全職種を扱う総合エージェントと、ITを専門に扱うエージェントがありますが、エンジニアの転職の場合はIT専門のエージェントが良いと思います。
専門の方が、窓口になる営業担当もIT知識があります。
レバレックキャリア
広告もよく見かける大手有名サイトです。フリーランスエージェントで有名だが、転職エージェントもやっています。
SESからWeb系へ転職するときに利用しました。
片面型
登録時面談:電話
その後のやり取り:iMessage、電話、メール
片面型ゆえに、連絡のスピードは遅め。
1社目の面接に入るまでに数週間かかりました。
ある程度経験がある人の転職には良いが、あまり未経験者向きではない印象を受けました。
ただ、企業分析とか面接データとかは豊富で、どんな人が好まれるとか面接対策のアドバイスはとても充実していました。
有名企業の求人も多かったので、片面型の1社として登録する価値はあります。
対応に時間がかかる場合があるので、転職活動を始めるなら早めに登録しておくことをお勧めします。
ProEngineer
プログラミングスクール(プログラマーカレッジ
)も運営している会社がやっているエージェントです。
SESからWeb系へ転職するときに利用しました。
両面型
登録時面談:Skype
その後のやりとり:チャットワーク、メール、電話
レバテックとは違い、こちらは両面型ゆえに連絡や企業とのやりとりなど対応は早かったです。基本的にチャットワークでやり取りできるのも気軽で良かったです。
ここのエージェントの最大の魅力は、最初に希望する条件に合いそうな求人全部へ書類を送ってくれて、その中で面接依頼のあった企業だけ連絡がきてその中から面接に進むか選ぶスタイルです。
これは効率も良いし、書類選考落ちたっていうショックも感じません。
逆にどこに送ってどれだけ落ちたのかが分からないのはデメリットかもしれませんが。
エージェント登録して2日後くらいには面接の日程が決まり始めたので、おかげでここのエージェントを9割くらい使用しました。今回使用した中では一番おすすめです。
WEBCAMP CAREER
プログラミングスクール(WebCamp)も運営している会社がやっているエージェントです。
SESからWeb系へ転職するときに利用しました。
両面型
登録時面談:対面
その後のやりとり:メール
最初に行う登録時の面談日程調整から連絡が遅いし、当たり前のように面談は来社オンリーだったので、非常に悪い印象を受けました。(電話とかリモート対応ないの?って思いました)
メールで送られてきた求人表もPDFの添付ではなく本文のテキストで、見づらくて読む気も失せたので結局一切利用しませんでした。
残念ながらおすすめはできないですね。
今は改善されているといいですね。
あくまでも私の場合なので、実際はご自分の目でお確かめください。
リクルートエージェント
リクルートがやっている有名エージェントです。
異種業界からシステムエンジニアに転職するときに利用しました。
片面型
登録時面談:電話・対面
その後のやりとり:メール・電話
業界大手なだけあって求人数も多いです。コンサルタントの面談が一番充実していて、転職の希望だけではなく、どんな性格や人柄なのかといった中身をとても見ていただける印象でした。
システムも整っているので、Web上で求人票を確認できたりそこから応募できるのがとても便利でした。
IT専門ではなく総合エージェントなので、上記であげたIT専門エージェントの方をおすすめしますが、エンジニアに絞るのに迷いがあって他の業界も検討したい方や、総合エージェントも使って選択肢の幅を増やしたい方などは登録することをオススメします。
自分に合うエージェントは人それぞれ
実際に2回の転職で計4社を利用しましたが、会社によって対応はまちまちです。
人によって合う合わないがありますので、複数登録して使ってみて良かったところを利用するのがいいです。
なので、最低でも2社は登録しましょう。
多ければいいものでもなく、逆にたくさん登録すると対応が大変になるので、多くても3社くらいがいいのかなと私は思います。
エージェント以外も併用する
エージェント利用はメリットがありますが、逆に採用する会社からするとエージェント利用料がかかり採用コストがかかるので、採用のハードルが上がるというデメリットもあります。
なのでエージェントに頼りすぎるのではなく、他の方法も合わせて使うことで内定を獲得する可能性をあげましょう!
Wontedlyや求人サイトに登録して自分で求人を探したりするのもいいですね。
また、エンジニア界では最近Twitter転職といって、Twitterで会社を見つけるのも流行っていますし、企業が主催するイベントや勉強会などに参加してコネクションから採用に繋がるケースもあるようです。
エージェント登録と合わせて他の媒体もぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
- 転職エージェントは複数登録する
- 転職エージェント以外も合わせて利用する
この記事で紹介した転職エージェントはこちら。参考にしてみてください。